「棟方志功生誕記念 Munakata Night 2024」盛況のうちに終了しました。
棟方ナイト前日より棟方志功展示スペースのレイアウトを一部変更させていただきました。
《大世界の柵》の前に、棟方が愛蔵していたスタインウェイのグランドピアノを設置。
装幀本やパッケージデザインの展示ケースを別の部屋へ移動し客席を設けました。
棟方作品に囲まれ、棟方が愛蔵したピアノで聴くギャラリーコンサート。
当日は大勢の棟方ファンが訪れてくださり、急遽席を増設して対応しました。
◆第一部:棟方志功と音楽について 石井頼子
◆第二部:ソプラノコンサート ソプラノ歌唱 中川令子 ピアノ伴奏 坂本玲子
1 開闢(かいびゃく) 作詞 棟方志功・作曲 相馬貞三
2 八甲田山の歌 作詞 棟方志功・作曲 陸奥 明
3 桑山も 作詞 棟方志功・作曲 黒坂富治
4 志功さんの夢 作詞・作曲 小倉尚継
5 混声合唱組曲「志功ひとすじ道」より
おもだかの花/大和し美し(やまとしうるわし) 作詞・作曲 小倉尚継
ご令孫・石井頼子さんによる、コンサート前にうれしい棟方と音楽についての流れるようなトークを聴いた後は
棟方の詩に曲がつけられた歌から、棟方を想い作られた歌まで全6曲を
ソプラノ歌手・中川令子さんが情感たっぷりに歌声を響かせ、ピアノ・坂本玲子さんが歌に寄り添った演奏で魅了しました。
厳かな「開闢」に、胸が弾むような「八甲田山の歌」、志功さんがドキュメンタリー映画の中で口ずさんでいる「お山参詣」などなど
作品に囲まれ、棟方ファンが集い、志功さんの話しを聴き、志功さんの詩が歌になって響き渡る1時間。
志功さんも喜んでくれただろうなぁと思える、とても楽しくて豊かな時間でした。
来年もコンサートが開催されるかは分かりませんが、
志功さんが生まれた地・青森で、生誕を祝う催しに大勢の人が参加する、そんな光景がこれからも続きますように。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
また次の機会をお楽しみに。